兵庫県で発見された魔法の壺
地域都市伝説 兵庫県で発見された魔法の壺
さて今回紹介する都市伝説は「兵庫県で発見された魔法の壺」です。
1997年7月21日のことです。
兵庫県内の奥深い森林地帯へと地質調査に訪れていた大学の研究チームが、調査の最中に古めかしい家屋を発見しました。
その家屋は代表的な昭和以前の木造日本家屋で、今にも風で倒壊しそうなほどに老朽化していたそうなのだ。
内部は埃まみれで生活の痕跡などとうに失われていたのだ。
壁に残されていたカレンダーには50年代の日付が記されていたというのだ。
家財道具も全て失われていたのだが、ただ一つ、部屋の片隅には壷が残されていたのだ。
その壷は高さ80センチほどの、やや大きなものであり、中は一見しただけでは暗くて底が見えないのだ。
そこで気まぐれに、研究チームの一員が石ころを投げ入れると、通常であればすぐに底に落下した際の音が反響するものだ。
しかし幾ら待ってもそんな反応はなかったそうだ。
不思議に思った彼らの中の一人がこの壷の中身を覗き込むために顔を寄せると、瞬く間に壷の中に吸い込まれてしまったというのだ。
この研究員はそのまま行方不明になってしまっているそうだ。
壷がそのあとどうなったかは伝えられていない。
信じるか信じないかは君次第