イギリスの雨天列車
イギリスの雨天列車
さて今回紹介する都市伝説は「イギリスの雨天列車」です。
都市伝説や怪談と非常に縁の深いことで知られている、イギリスである。
イギリスは、年間を通して雨に見舞われることが多い気候で知られている。
ロンドンは、霧の町という別称でも知られているが、雨も多い。
そして、土地柄か雨にまつわる噂話も、昔からそれなりに沢山伝わっているようだ。
1899年、グラスゴーではこの年に限ってどうにも不可解な現象が多発していたという都市伝説がある。
なんでも、雨の日にだけ駅に滑り込んでくる、正体不明の列車があったというのだ。
その列車は、別に霊感がなくても見えるようで、多くの人々が目撃していたとされている。
ダイヤにない時間帯に、線路を走行しているのを発見されたり、踏み切りを通過する様子を間近で眺める人もいたようだ。
しかし、当然だがこの列車に乗ったと自称する人物はついぞ現れることはなかった。
やはり、行き先も分からない列車に乗るほど勇気のある人はいないということだろう。
或いは乗ってしまったら最後、二度と降りることができなくなるのかも知れない。
この列車は、いつも雨があがるとともに、忽然とその姿を消していたということだ。
今では、もう目撃されることはなくなったようだが、一体この列車は何者が運転し、何処に向かって走っていたのだろうか。
グラスゴーでは、今も一年の大半はぐずついた天気が続いている。
信じるか信じないかは君次第