フィリピンの魔女マナナンガル
2021/03/21
世界の都市伝説 フィリピンの魔女マナナンガル
さて今回紹介する都市伝説は「フィリピンの魔女マナナンガル」という都市伝説です。
フィリピンには、怪異や都市伝説の類がかなり多く存在する。
その都市伝説は共通して残酷で不気味な話ばかりとなっている。
そんなフィリピンで、最も恐れられている都市伝説が、マナナンガルと呼ばれる魔女にまつわる話だ。
マナナンガルは、シキホル島だけに生息するという魔女の眷属で、普段はただの人間として生活しているという。
このマナナンガルが正体を表すのは、決まって誰もが寝静まった深夜である。
そしてマナナンガルは、眠っているはずの人間の体から上半身だけを切り離し、独自に行動するようになるという。
その際、上半身には翼が生え、自在に飛び回ることもできるようだ。
この形態を指して、マナナンガルと呼ぶのか、それともこうした兆候を持つ人物をマナナンガルと呼ぶのかは定かではない。
分離して飛び回るようになったマナナンガルは人を襲い、その生き血を啜るようになるとされており、現地では恐るべき吸血鬼と認知されている。
厄介なのは、マナナンガルとなっている人間は、自分が深夜上半身だけの怪物になっているという自覚症状がないということだ。
退治方法はたった1つ。マナナンガルが残した下半身を、マナナンガルから隠せばいいとか。
すると、下半身と合体しようと焦るこの怪物は、やがて日光を浴びて死んでしまうというのだ。
信じるか信じないかは貴方次第