定番都市伝説 押入れの同居人
定番都市伝説 押入れの同居人
さて今回紹介する都市伝説はひとり暮らしの人にはちょっと怖い都市伝説です。
ある20代の女性は、アパートで一人暮らしをしていた。
昼間は仕事に出て、夕方に帰宅するという生活サイクルを頑なに守っていた。
そして彼女は、身の回りの整頓にも気を配っていた。
ところがある日から、帰宅するとどうも家具の位置に違和感を覚えたり、テレビのリモコンの置き場所が変わっているような気がするようになったのだ。
もっとも不気味だったのか、気がつくと押入れの戸が少しだけ開いていることが増えたという点だ。
気持ちの悪い思いを抱えながら、それでも彼女は様子を見続けることを選んだ。
だがある晩、就寝中に押入れのドアが開く音を聞き、彼女が堪らず飛び起きると、押入れの戸がまたしても少しだけ開いているのだ。
まんじりともせず眺めていると、やがて月灯りに照らされ、戸の隙間から目が覗いているのがはっきりと確認できたのだ。
そして悲鳴を上げて彼女が逃げ出そうとすると、戸は勢いよく開き、中から男が飛び出してきたというのだ。
髪の毛をつかまれながらも、命からがら逃げ出した彼女が、すぐに交番に駆け込み、警察に助けを求めたのだ。
そして警察官と一緒にアパートに戻ると、既に押入れの中に男の姿はなかったが、男のものと思われる服やゴミが大量に出てきたそうだ。
警察官の1人は、怯え続ける彼女に「最低でも2週間はここに住んでたと思います。早く引越しなさい」と話したというのだ。
一人暮らしが題材の都市伝説は多いが、一説にはこれは実話ともいわれている。
実際に屋根裏などに住み着いたニュースが確認されている。
信じるか信じないかは貴方次第