佐々木小次郎は実在しなかった
2022/02/13
歴史の都市伝説 佐々木小次郎は実在しなかった
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての剣豪といえば、誰もが宮本武蔵と佐々木小次郎の二人でしょう。
それほどこの2人は有名な存在である。
数々の時代劇、映画、漫画、小説、ゲームなどにも登場し佐々木小次郎が持つ野太刀「備前長船長光」なども有名である。
しかし実はこの佐々木小次郎が、実在していなかったのでは?という都市伝説が存在する。
根拠としては、佐々木小次郎の名前の初出である「二天記」は宮本武蔵の弟子たちによって書かれた書であるのだ。
そして風貌や剣技、性格など宮本武蔵とあまりに対照的なのだ。
これは
ジョーと力石
幕の内一歩と宮田一郎
ゴンとキルア
のように武蔵の強さを引き立たせるために架空のライバル剣士を弟子達が創作したのではないか?という説である。
また小次郎の剣の師匠とされる鐘捲自斎の年齢を考えると、武蔵との巌流島決闘時には少なく見積もっても50歳以上である。
もしも直弟子であればもっと高齢の老人であったはずなのに、二天記では決闘時18歳とされているのだ。
これはどう考えても年齢的に合わないのである。
また決定的なのは宮本武蔵自身が記した「五輪書」には「佐々木小次郎」の名前が一切登場しないのである。
これらを根拠にして「佐々木小次郎は実在せず、宮本武蔵を盛り上げるためのフィクションなのでは?」という噂が流れてるのだ。
信じるか信じないかは君次第