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地域都市伝説 日本に存在する女性立ち入りタブーの島

   

日本に存在する女性立ち入りタブーの島

九州本土から約55㎞。

玄界灘のまっただ中にある沖ノ島は周囲に島影を見ることのできない絶海の孤島だ。

この島は、

本土にある宗像大社の神領として定められており、

毎年5月26日の祭礼以外には上陸することが禁じられている神の島である。

祭礼の日であっても、

女人禁制の伝統が維持されており上陸を許可されるのは男性のみで、

その数も199人と厳しく制限されている。

島に上陸する際にも、

船から下りてそのまま島に入ることは許されない。

上陸する者は、

海に入って身を清めてからでなければ上陸してはならないのだ。

島には港湾設備が設けられており

の時などに漁船が避難できるようになっているのだが、

その場合でも、

決まった作法を行わなければ上陸できないというから徹底している。

時折、

護岸工事などで工事関係者が上陸することもあるが、

その場合も同様である。

今でも原生林がうっそうと生い茂る島には、

宗像大社から常時神職が交代で派遣されており、

伝統を穢そうとするものを厳しく取り締まっている。

まさに、

太古からの伝統が息づく、

立入禁止の島なのである。

島に上陸してからも、

決まりは厳しい。

そもそも、

上陸すること自体が、

神事の一環である。

写真撮影や島内の散策には制限はないが、

島全体が神領であると共に天然記念物に指定されているので、

宗教的にも法的にも、

島内の植物などを持ち帰ると厳しく罰せられる。

そして発掘調査によって、

この島は古くは縄文時代から神の島として存在してきたことが明らかになっている。

この信仰と大きな関わりを持つのが三人の女神だ。

これらの三女神を祀る三社、

すなわち、

沖津宮中津宮辺津宮を総称した社が「宗像大社」と呼ばれ、

沖津宮には田心姫神が、

中津宮には湍津姫神が、

辺津宮には市杵島姫神が、

それぞれ祀られている。

興味深いのは本土にある辺津宮から大島、

沖ノ島を結ぶ線は、

対馬の北部を経て、

韓国の釜山までを一直線に結ぶことができる。

古代においては、

この島が、

北部九州から朝鮮半島に至る海の道の一部であったことを窺わせる。

島の祭祀遺跡は、

その祭祀の形態から4世紀後半から9世紀末まで四つの段階があると考えられ、

初期の遺跡からは銅鏡や鉄製の刀剣などが数多く出土するのに対して、

後期になると中国製の唐三彩などが出土する。

この出土品自体が、

古代の大陸との関係が朝鮮半島から中国本土へと拡大していった様子を示しているといえる。

またこれらの出土品が、

すべて国宝として指定されていることも、

神の島の権威を高めている。

沖ノ島が、古来より多くの人々に信仰される島であることは、

地域の人々を除けば広く知られることはなかった。

というのも、

江戸時代に、

島を管轄していた福岡藩は島の様子を口外することを、

固く禁じていたからである。

ようやく、

島の様子が見聞されるようになったのは、

日露戦争の時に軍の防衛施設が整備されてからだったという。

つまり、

少なくとも数千年にわたって神秘のベールに包まれた島の歴史が明らかになったのは、

つい最近のことなのである。

男性であっても、

上陸できるのは年に1回だけのこの島。

例年、

祭事への参加申込みが殺到するそうで、

上陸するのは甚だ困難である。

神の権威に守られ、

上陸を厳しく制限するのは、

世界でもここ以外にはギリシャのアトス山くらいしか例がない。

その価値ゆえに、

近年では世界遺産登録を目指す活動が盛んに行われているという。

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