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地域都市伝説 千葉に存在する踏み入れては行けない禁足地

      2019/01/30

千葉に存在する踏み入れては行けない禁足地

千葉県市川市にある「八幡の藪知らず」は、古来より知られる立入禁止スポットだ。

ここが、立入禁止となっている理由は“禁足地”とされていることにあるのだ。

禁足地とは、

古くから使われる言葉で、

神様のための特別な場所を指すものとされるのだ。

山そのものをご神体として祀っている神社では、

山そのものを禁足地としている場合がある。

そういうことから、

非常に神聖で荘厳な場所を想像するが、

実際に八幡の藪知らずを訪れてみると、

驚くことになる。

場所は、

JRの本八幡駅から徒歩4分ほどの距離で、

交通量の多い国道に面した市役所の向かいにある、

こじんまりとした森がそれだ。

広さは、

縦横ともに17mほどだ。

一部が道路拡張で削られたというが、

江戸時代の文献に記された当時から、

広さはあまり変わっていない。

ちょっとがっかりしてしまう雰囲気の単なる林なのだが、

ここには江戸時代から続く伝承がある。

それは

「この藪に足を踏み入れたものは、二度と出てくることができない」

というものである。

実に、

この伝承こそが数ある禁足地の中で、

八幡の藪知らずを有名にしている理由だ。

しかしながら、

前述のように、

森になっているとはいっても、

とても迷うような広さではない。

よほどの方向音痴でも、

森の中で方向を見誤ることはないだろう。

それにも関わらず、

二度と出られなくなるという伝承は、

いまだに根強く信じられており、

森の周囲には人が入れないように厳重な柵が作られているのだ。

では、

なぜこの場所は禁足地として畏敬の念を抱かれるようになったのだろうか?

江戸時代からの伝承で数多く語られるのは、

ここが貴人が利用した場所、

あるいは墓所だからという説だ。

この説は多種多様で、

日本武尊の陣屋として使われたため、

畏れ多いと考えられて禁足地となったという説もあれば、

平良将(平将門の父)あるいは、

平将門の墓であるという説もある。

また、

平将門の家臣が、

この地で将門の首を守りつづけて、

泥人形になった逸話と結びつけて語られることもある。

さらに、

この場所はかつては命に関わる危険な場所だったという説もある。

一つは、

藪の中が底なし沼となっているというもの。

もう一つは、

中央部の窪地から毒ガスが出ていたというものだ。

いずれの説も、

この地の郷土史書である『千葉県東葛飾郡誌』に記されているものだが、

現在は沼も見えないし、

毒ガスが発生する事件も起こっていない。

もう少しまともな説としては、

現在は別の場所にある葛飾八幡宮がこの場所に建っており、

神事に使う池があったことから禁足地に定められ、

時代が過ぎる中で伝承が失われたというものもある。

ともあれ、

江戸時代を通じて「二度と出られない」伝承と共に、

様々な説が唱えられ現在に続いているが、

いまだに決定的な答えは出ていない。

しかも、

禁足地といいつつも昔から度胸試しに入ってみる者も多かったのは確かなようだ。

ちなみに、

時代劇で知られる水戸黄門も八幡の藪知らずに足を踏み入れたとされる。

水戸黄門が、

どういう理由で入ってみたのかは不明だが、

藪の中で水戸黄門は、

次々と妖怪に出くわしたという。

まったく臆することない水戸黄門だったが、

伝承の通り出口が分からなくなってしまった。

そうしたところ、

困った水戸黄門の前に、

白髪の貴人が現れ「この場所は、人間の入る場所ではない」と告げられ、

気がつくと外に出ていたという。

実際に足を踏み入れたら水戸黄門と同じような怪異に出くわしてしまうのだろうか?

この場所を心霊スポットと考えて、

肝試しに近づく者は多いが中に足を踏み入れたことを報告する者は、

誰一人としていない。

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