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地域都市伝説 青森県の小湊の巨大蟹。

   

青森県の小湊の巨大蟹。

日本海に面したこの風光明媚な港町には、かなり前から、ある化け物が潜んでいるという都市伝説があるのだ

。 その化け物とは、甲羅の全幅が3メートルはあろうかという大きな巨大蟹である。

爪や足などを含めると、その大きさは小さな家ほどもあったという。

この巨大蟹が出没するのは、小湊を数十年に一度の割合で襲う、津波の直後だとされている。

津波によって、普段は沖合いに住んでいる巨大蟹が流されてきたのか。

それともこの巨大蟹が津波を引き起こしていたのかは分からない。

しかし、昔の人々は、バケガニが津波を引き起こしていたと考えていたようだ。

元々、昭和の時代まで小湊は津波対策が不十分で、しばしば大惨事に発展していたという。

こうした惨事の直後に巨大蟹が出現するのだから、人々はさぞ巨大蟹を憎んでいたことだろう。

言い伝えではあるとき、この巨大蟹に対して男衆が結託し、戦いを挑んだこともあったという。

しかし、結局は痛み分けに終わった。

その直後、男たちが漁で出払っている時に再度巨大蟹が襲来し、女子供を次々に倒したのだ。

復讐に燃える男衆は、今度こそ巨大蟹を追い詰め、両方の爪を叩き落としたとされる。

この際、巨大蟹は命からがら海に逃げ込んだ。

その次の満月の晩に村に上陸し、自分が殺めた人々の墓の前で一晩中じっとしていた。

男衆は巨大蟹の襲来に怒りを覚えたが、あぶくを噴きながらじっと墓前に佇んでいる様子を見て、なんともいえない侘しさを感じたということだ。

それからも、度々巨大蟹は津波の直後に小湊に襲来し、それぞれの時代に生きる港町の人々と戦っていたというのだ。

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